Ah もしか僕が例えば君に恋をしているとしたら
毎晩君の声が聴きたいから電話をかけるのだろう
受話器ごしの君の声はいつもなんだか心を暖めるから
また僕は今夜も昨夜(ゆうべ)と同じダイヤルを押してるのさ
あんまり素直になれない僕は
いつでも言葉にできないけれど
まんまる月夜に照らされながら
僕は君を浮かべてるのさ
Ah もしか僕が例えば君に恋をしているとしたら
電話じゃ照れくさくて言えない想い手紙につづるのだろう
だけどそれも多少カッコをつけて 結局ごまかしてしまうのだけれど
また僕は今夜も昨夜(ゆうべ)と同じペンを走らせてるのさ
あんまり素直になれない僕は
それでも言葉にできないけれど
まんまる月夜に照らされながら
僕は君を浮かべてるのさ
Ah もしか僕が例えば君に恋をしているとしたら
手紙じゃ恥ずかしくて書けない想い詩(うた)にして歌うのだろう
きっと君はこの詩(うた)のホントの意味 一生気付かずに過ごすのだろう
けど僕は今夜も昨夜(ゆうべ)と同じこの詩(うた)歌ってるのさ
あんまり素直になれない僕は
いつでも言葉にできないけれど
まんまる月夜に照らされながら
僕は君を浮かべてるのさ
あんまり素直になれない僕は
やっぱり言葉にできないけれど
まんまる月夜に照らされながら
僕は君に恋してるのさ
学校帰り夕焼けに街が染まるころ
君と二人きりで歩いている
制服と笑顔が似合うおさげ髪の君
君になら素直に“好き”と言えると思った
流れる風に急かされるたび
胸の鼓動が激しくなる
言い出せない言葉たちが心にあふれる
照れ笑いの僕につられ君が微笑む
紅かった空にいつしか月が顔を出し
君の家がもうすぐ見えてくる
このままじゃまたきのうまでの繰り返しになる
眠れない夜が続くのはもうごめんだよ
輝く星に覚悟を決めて
胸の鼓動を抑えながら
言いそびれた言葉たちが浮かんでは消える
苦笑いの僕につられ君が微笑む
君を呼び止め 振り向いた瞬間(とき)
初めて唇を重ねた
言えなかった言葉たちには今夜でさよなら
照れ笑いの僕につられ君が微笑む
いまこそ言うよ 心をこめて
“君が好きです”
募る程危険な愛情 片隅で目覚める偽善者
僕の中膨らんでいく極端に傾きすぎた想い
純粋で無垢な欲望 その前じゃただの傍観者
胸の中膨らんでいく永遠に叶うことのない願い
鮮やかに色づいた世界はまだ鼓動を続け
独善な愛を抱きいつでも… いつでも…
I’m crying.
進む程せつない情況 苦しみを云えぬ表現者
僕の中膨らんでいく現実を認められない想い
正直で罪な逃亡 それはそうつまり敗北者
胸の中膨らんでいく永遠に許されはしない願い
色褪せて朽ち果てた世界はいま鼓動を止(や)めて
無規律な恋を抱きそれでも… いまでも…
I’m smiling.
**** **** **** ****
思い通りにならず世界はまだ眠ってるのに
横暴な愛を抱きそれでも… いまでも…
もう一度 もう一度 世界がまた動き始めても
本当の愛知らずなんにも… できずに…
I’m crying.
ある晴れた日曜日君を迎えに
地下鉄の駅まで自転車で行く
12月の風はもうかなりキツいけど
でもね君を想えば平気なんだよ
走り出せば広がってく見慣れた景色
僕は頬を赤く染め急ぐよ
鼻歌を歌いながらペダルを踏めば
とてもリズミカルに自転車は行く
走り出せばすぐそこに小さな神社
次のお正月には君と来たいな
次に目に入るのは行きつけの喫茶店(さてん)
いつもおいしいヤキソバ ありがとおばさん
ちょっと行けばSONYの看板立ってる
またビデオが壊れたらよろしく
ありふれた景色だけど君に見せたいな
なんて想いながら自転車は行く
床屋が見えてくればあと残りわずか
忙しく働くおじさん横に
一気に坂を上(のぼ)ればメインストリート(153号線)
クリスマスを前に街はきらめく
初めて君は目にする僕の住む街
僕が生まれて育った故郷(ふるさと)
いつもよりもほんの少しオシャレな君と
ずっと話しながらお家へ帰る
自転車押して 二人で帰る いつもの道を
Sweet Heart 君の微笑みが
Sweet Heart 愛しくてたまらない
君と一緒にどこまでも歩いてこう
Sweet Heart 君の横顔が
Sweet Heart カワイくてしょーがない
君と二人でいつまでも歩いてこう
ぎゅっとつぶれそなくらい
抱きしめたその後は
そっと君の髪を
触っていたくなるのさ
Sweet Heart 君のまなざしが
Sweet Heart やさしくてたまらない
君と一緒にどこまでも暮らしてこう
Sweet Heart 君のくちびるが
Sweet Heart 恋しくてしょーがない
君と二人でいつまでも暮らしてこう
ほんのつまらないことで
ケンカしたその夜は
ちょっと君の頬を
つねってみたくなるけど
ふいにつまずいてしまい
落ちこんだそのときは
ずっと君の手だけ
握っていたくなるのさ
Sweet Heart 君といる時間(とき)が
Sweet Heart うれしくてたまらない
君と一緒にどこまでも笑ってよう
Sweet Heart 君と見る夢が
Sweet Heart 楽しくてしょーがない
君と二人でいつまでも笑ってよう
Sweet Heart… Sweet Heart…
君と二人でどこまでも生きていこう
余韻が残るベッドから不意に立ち上がり
あなたは私を見つめて静かにシャツを着る
眠ったふりを続けてる私の心は
どうしようもないくらいの涙であふれてる
やさしくされればされるほどどこかむなしくて
いつでもどこかへ消えてしまいそうで私は眠れない
愛すれば愛すほどあなたが遠くなる
せつなくて 苦しくて 私が消えていく
あなたが遠くて遠くて心が震えてる
あなたがくれるくちづけも肌のぬくもりも
信じられないわけじゃない私は愛されてる
すべてを知ったこの部屋をあなたが出ていく
眠ったふりを終わらせて私は泣き濡れる
一人の時間が長いほどとても寂しくて
それでもあなたにすがりつけはしない私は臆病
愛すれば愛すほどあなたが怖くなる
せつなくて苦しくて私は泣き濡れる
あなたのやさしさ怖くていまにも消えそうで
愛すれば愛すほどあなたが遠くなる
せつなくて苦しくて私が消えていく
愛すれば愛すほどあなたが怖くなる
せつなくて 苦しくて 私は泣き濡れる
あなたが愛しい愛しいだれより
あなたのその手でいますぐ私を抱きしめて
愛が足りないわけじゃないだけど哀しくて
私は一人待っている あなたは幻
心地良き春の日にベランダで煙草(たばこ)を吹かす
キッチンでは身ごもりし妻が料理を作る
長かった髪の毛も今やその面影はなく
短めの前髪が可愛さを引き立たす
鏡を見ながら
“また少し太った”と嘆いているけれど
気にすることない
いま君はだれよりも綺麗だと言えるよ
この間買ってきたまだピカピカのテーブルには
君が作ったランチ次々並べられる
結婚して1年 君の味つけにも慣れて
食べる物の好みも最近似てきている
エプロンはずして
ベランダへ僕のこと笑顔で呼びに来る
昼下がりの風
さわやかに僕たちの頬をかすめてゆく
So sweet my life 幸せなlunch time
さあ なにから食べようか迷うけれど
So sweet my wife 君の微笑みが
Ah 迷う僕に拍車をかけるよ
枯葉舞う秋の夜(よ)にダイニングで本を読んでいる
隣には妻がいて子どもをあやしている
つい3か月前に生まれたばかりの娘は
少しぐずりながらも妻を見て笑っている
“どちら似”だとかと
周りではやいやいと言ってはくれるけれど
“どちら似”でもいい
ただいつも幸せで それでいてくれれば
身の回りにあるもの 少しずつ変わってきている
絵本やおもちゃ箱や小さなベッドが増えて
代わりに吸わなくなった煙草(たばこ)と灰皿が消えて
この家の生活が娘中心になっていく
夕食の会話も
ほとんどがきょうあったこの娘(こ)のことばかりで
僕は2番目みたいで
少しだけ ほんの少しだけヤキモチ焼いてるよ
So sweet my life 暖かいdinner time
ちょっと物足りないような気もするけど
So sweet my babe 娘の微笑みが
Ah 僕のふくれっツラをも溶かすよ
So sweet my life 幸せなevery day
ただ 君とこの娘(こ)がいれば So happy my life
なんて言えばいいんだろう? なにを言えばいいんだろう?
言葉にするとなんだか気安く思えて
あなたが私にくれた愛は計りきれぬほど
ただただ感謝の想いがあふれるばかり
例えば私がさまよって孤独の影を恐れたとき
あなたは私の手を握り独りじゃないと教えてくれた
あなたに甘えてばかりで申し訳なかったけど
あなたの子どもでよかった 素直にありがとう
例えば私が躓いて絶望の闇に覆われたとき
あなたは私の手を引いて明るいほうへ導いてくれた
あなたにもらってばかりでなにも返せてないけど
あなたの子どもでよかった 本当にありがとう
きょうの日にこれだけ言わせて 心からありがとう